【徳島県】高校1年生への啓発活動(SOSミニレターの取組)令和2年11月17日
2020年11月28日
令和2年度は、新型コロナウイルス感染症拡大により啓発活動の実施は難しい世の中に
なってきた。3密を解消したり風通しをよくしたりと考えながらも、昨年の1/3程度に活
動の縮小を余儀なくされている。そこで「今だからできること。」「今でないとできないこ
と。」を合言葉に新しい啓発活動を考えた。
小学校の児童や中学校の生徒にはSOSミニレターが届けられているが、高校生になる
とSOSミニレターは無くなる。高校に入学して、学校生活や友だち関係等生徒を取り巻く
環境は大きく変化し、悩みを抱えている生徒がどこに相談すればいいか困っているのでは
ないかと推測される。そこで、相談窓口を周知するためのチラシを県連で作成し、啓発物品
(消える蛍光ペン)とリーフレットを同封した啓発物を準備した。
県下48校6,049人への配布協力を徳島県教育委員会と徳島県立高等学校校長会会
長に依頼し、11月10日から各市町村の委員2~3名で地元の高校への訪問を開始した。
各高校の校長先生には快く受け入れていただき、活動に対してのアドバイス等もいただい
ている。高校訪問後、いただいたアドバイスを今後の活動に活かしていきたいと書き添えて、
校長先生にお礼状を送っている。
徳島県人権擁護委員連合会では182名の人権擁護委員がいるが、今回の活動は一部の
委員に限られている。そこで、高校生に配布した啓発物と共に今回の啓発活動の流れ・高校
へのアポイントを取るときのシナリオを作成し、全委員に手渡した。これは、県下182人
が同じ思いでいてほしいとの考えからである。
本年度、これまで高校生からの電話相談は0件だったが、15日の間に2件の電話相談が
あった。
今後、高校生へのSOSミニレター配布が実施されることを願っている。